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キアゲハ通信No.083-「徳島ヴォルティス万歳」

2015.05.18 更新

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「徳島ヴォルティス万歳」

院長 西田 善彦

 今年の秋は,徳島ヴォルティスの名前を本当によく耳にしました.それは元徳島ヴォルティスの柿谷選手が日本代表デビューを果たした上,さらに大活躍をした際,彼が徳島への2年間のレンタル移籍の間にしっかりと心を入れ替えて精進した(臥薪嘗胆)と言う話でした.でもそれってエリートで天才肌の柿谷選手にとって徳島ヴォルティスでの生活は初めて味わう屈辱の日々であったかのように聞こえ,今も徳島に残って必死に頑張っている選手たちに失礼なように思えていました.

 そんな徳島ヴォルティスが何と来年は四国のクラブとして初めてJ1(日本プロサッカーの1部リーグ)に昇格出来ることになったのです.これは柿谷選手がいた2年前ですら果たせなかったことなので涙が出るくらい感動しました.ヴォルティスは2005年から現在のJ2リーグに所属していますが,どちらかというと下位の成績が多く,そのため柿谷選手も島流しのようなサッカー生活を送ったかのように取り上げられたのだと思います.しかし実際には,良き監督や先輩選手に恵まれて,彼は原点に戻ってサッカーを愛する気持ちやそのひたむきな姿勢を学ぶことが出来,今日の活躍の礎を作ったのだと思います.そして今シーズンの序盤は15位と不振だったヴォルティスも彼の活躍に後押しされるかのように尻上がりに調子を上げ今回の快挙となったのです.もちろん昇格請負人との異名を持つ小林伸二現監督を始め,多くの選手,関係者,そしてサポーターの熱い思いと頑張りが有ってのことであり,心から祝福するとともに,来年のさらなる活躍を楽しみにしています.

 そして私たちもまた日々の仕事に埋没することなく何か目標を持ってそれを目指して励んでゆきたいと思いますし,今年は常勝軍団から一転して一気に沈没してしまったわが中日ドラゴンズにも,落合ジェネラルマネージャーと谷繁新監督のもと来年は初心に戻って一からやり直してもらいたいと願っています.

(院内広報誌「なんきんまめ No.110(2014.1.15)」に掲載)
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