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キアゲハ通信No.016-「プロ野球ペナントレース」

2014.03.10 更新

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「プロ野球ペナントレース」

院長 西田 善彦

 前回,サッカーのワールドカップの事を書いたと思ったら,今度はあっという間にプロ野球も優勝が決まってしまいました.キアゲハ通信12号でも書いたのですが,私はアンチ巨人の中日ドラゴンズファンであり,星野阪神タイガースを応援しようか悩んでいた隙にドラゴンズが巨人に9連敗くらいして一気に独走を許してしまったからなのです(折角徳島出身の川上投手がノーヒットノーランまでしたというのにやっぱりドラゴンズ一筋で行けば良かった!).

 しかし考えてみると巨人の原監督は,若大将とかお坊ちゃん監督とか言われながらも実はなかなかしたたかで名監督のようです.といいますのは,従来の巨人の監督は川上や長嶋のようにスター選手を集めてきて即戦力の人材を食いつぶして勝ち続けてきたのですが,今年の原監督は少し違います.選手との対話を重視し,有名なベテランにもこれからの若手にも同様にチャンスを与え,実力優先主義でペナントレースの長丁場を戦ったのです.その結果,途中で清原や高橋など多くのレギュラー選手が負傷しても2軍から上がってきた選手が大活躍し,優勝できたのだと思います.さらに心憎いのは,チームを「巨人軍」と軍付けで呼び,この呼び方は「阪神」にも「中日」にもなく明らかに他チームとの差別化をしております.そしてさらに「チーム愛」というキーワードを用いてチームの団結を図り,優勝に際しては選手たちを一緒に戦ってくれた頼もしい仲間と賞賛しています.原監督は,人材の有効利用+育成型のいわば川上+西本型とも言うべきニュータイプの監督かもしれません.

 今年のペナントレースは叱咤激励型の星野タイガースが先行し,選手育成型の山田ドラゴンズが追い上げようとしましたが,ニュータイプの原ジャイアンツに知らぬ間に独走されてしまいました.原監督のスタッフに対するマネージメントのやり方は,これから多くの組織で取り入れられてゆくように思われます.

(院内広報誌「なんきんまめ No.43(2002.11.1)」に掲載)
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