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キアゲハ通信No.049-「パソコンの更新」

2014.09.22 更新

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「パソコンの更新」

院長 西田 善彦

 ゴールデンウィークを利用してパソコンの更新をしました。5年前から使っていたウインドウズXpのパソコンはまだまだ使えるのですが、後継のビスタが登場して1年以上がたち、ビスタ用のソフトも数が増えた上、Xpのサポート打ち切りの期日まで発表されましたので、さすがに乗り換える気になりました。

 今度のビスタは導入されるパソコンに高い基本性能を要求するため、新たなパソコンを入手しました。それには既にビスタがプレインストールされていましたので軽い気持ちでスイッチを入れました。ところが何と画面が全く表示されないトラブルに見舞われました。あれこれいじくるうちに何とか起動画面までは持っていけたのですが,その間に何度も再起動したためか、せっかく導入されていたビスタが壊れてしまいました。そしてそれを回復すべくパソコンに命ぜられるままいろいろ試してみましたが、うまくいきませんでした。結局,パソコンに任せた回復をあきらめて自分で1から再インストールして何とかなりましたが,2日もかかってしまい、これなら最初から自分でした方が良かったように思います。

 今回のトラブルで実感しましたことは、パソコンが家電製品化してどんどん便利になっていく反面,ソフト面でもハード面でもより複雑化していて利用者の知らない蔭でいろいろなことが自動的に行われているということです。10年以上前のウインドウズはよく壊れましたが、自分である程度どこが悪いのか把握できてそれに対応できたのです.ところがビスタは故障の原因やその回復の仕方などをビスタ自身が自動で検討して対応しようとするのです。それがかえって仇になって同じミスを繰り返して泥沼化してしまったようでした。

 マニュアルにたよった自動化という落とし穴は、私たちの仕事にも有り得ます。基本や根本を理解してよりシンプルに対応することが、トラブルからの回避や脱出にいかに大事であるかを知った連休となりました。

(院内広報誌「なんきんまめ No.76(2008.5.15)」に掲載)
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