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キアゲハ通信No.094-「エディージャパン」

2016.01.08 更新

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「エディージャパン」

院長 西田 善彦

 スポーツの秋と言いますが,秋は本当にいろんなスポーツが観戦できて楽しみです.私にはもうスポーツをする体力は残っていません(大鵬薬品のソフトボール部が休部になる際のサヨナラゲームに代打で出させていただいたのが最後)が,見るのは大好きなので毎週のように応援に熱が入ります.

 さてそのスポーツ観戦ですが,大きく2つに分かれると思います.1つは野球,バレーボール,テニスなどのような攻撃と守備がはっきりと分かれるタイプであり,これはプレーとプレーの間に「間(ま)」があり,見ていても少し気が抜ける時間を持つことが出来ます.野球などはこの間を利用してビールを飲んだり出来て益々応援に力が入ります.これに対してもう1つのサッカーや今回のラグビーなどはプレーが連続していて息つく暇がありません.このため時間を制限しないと選手が壊れてしまうと思います.

 前置きが長くなりましたが,今回はそのラグビーを取り上げます.ラグビーはバレーボールと並んで体格がものを言う競技の1つであり,体の小さな日本人にはとても無理だと思っていました.ところが今回のW杯でのエディージャパンの奮闘ぶりに文字通り血湧き肉躍り,見終わった後には精神的な興奮とともに自分は運動もしていないのに体には疲労が残りました.血のにじむような訓練の成果で鋼のような肉体を手に入れた日本人選手が,学生時代を日本で過ごし日本語も流暢な外国人選手と力を合わせ,日本のために一丸となってワンフォーオール,オールフォーワン(1人はみんなのために,みんなは勝利のために)の精神で自己犠牲も厭わず突進してゆく姿を見て感動しました.出来れば2019年の日本での開催の次回W杯では良い競技場でプレーしてもらいたいものです.

 私にはあのようなパワーは有りませんが,せめて気力を充実させ職員一同協力して日々の診療で皆様方のお役に立てたらと思います.

(院内広報誌「なんきんまめ No.121(2015.11.15)」に掲載)
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