放射線部
Radiation

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放射線部について

放射線部は、放射線を用いた一般撮影やCT検査、磁気や電波を利用したMRI検査、超音波によるエコー検査などを行っている部門です。

■ 一般撮影検査

胸部をはじめ腹部や骨など全身各部の写真撮影です。
一般撮影は最も歴史の古い放射線検査であり、様々な技術が発達した現在でもなお画像診断の基本であることは変わっていません。

一般撮影装置

■ CT検査

CTとは、”Computed Tomography” の略です。X線を照射し収集した情報をコンピュータで解析することで全身(主に頭部・胸部・腹部)の断層像を撮影することができます。当院では、2022年9月より最新のマルチスライスCT(80列)スキャナを設置しています。この装置では、短時間で連続してデータを収集することができ、従来装置より広範囲の検査が容易に行えます。頭部・胸部・血管等の疾患から、その他各種領域の疾患まで精密な検査が可能です。

また、このCT装置は革新的なAIを用いた最新画像処理技術を搭載していますので、短時間で被ばくを抑えた撮影、かつ少ない造影剤で高画質の検査が可能となるため、患者様に不安の少ない検査を受けていただくことができます。

■ 透視検査

X線を用いて体内を透視しその様子をTVモニターで観察しながら撮影する検査です。
胃透視などの消化管撮影、嚥下機能評価、チューブの挿入・交換などをリアルタイムの動画を観察しながら行います。

X線透視検査

■ 骨密度検査

当院では、精度の高いDXA(デキサ)法を用いた骨密度測定装置を設置しています。DXA法とは、エネルギーの低い2種類のX線を使って測定する方法です。

腰の骨(腰椎)や脚のつけ根(大腿骨近位部)の骨密度を正確に計測します。

「骨密度」は、骨の強さを判定するための指標です。女性の場合は18歳くらいでピークに達し、そののち40歳代半ばまでは、ほぼ一定を維持しますが、女性ホルモンの分泌量が減少する50代前後から低下していきます。骨密度を数値化することで骨量の減少を把握することができ、骨粗鬆症の適切な予防や治療を行うための重要な情報となります。

■ MRI検査

MRIとは”Magnetic Resonance Imaging” の略で、磁気共鳴画像診断装置のことです。磁気と電波を利用して、体内(主に頭部・脊髄)のあらゆる断面の画像を得ることができます。当院ではオープン型の装置を採用しているため従来より圧迫感が少なく、狭いところが苦手な方にも安心して検査を受けていただけます。放射線を用いないため被曝の心配がありません。ただし強い磁気を使用するため、体内に心臓ペースメーカーを埋め込んでいる方は検査ができません。また、手術等で体内に金属が入っている場合、金属の材質によっては撮影出来ないことがあります。
不明な点がございましたらスタッフにご相談下さい。

MRI

■ 超音波検査

2~10MHz程の人の耳では聞き取ることのできない音波(超音波)を用いて体から反射した音を画像に変換し体内を観察します。探触子(プローブ)を体にあて各臓器、主に上腹部(肝・胆・膵・腎臓)や甲状腺などの形態や様子をリアルタイムの描出することができます。
放射線を用いないため被曝の心配がありません。非常に強い超音波は物質や組織を破壊したり熱を発生したりすることが知られていますが診断に用いる強さの超音波では生態に害がないとされています。

骨塩定量検査

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